2015年5月29日金曜日

【ニュースレター№14発行しました】 安保法制特別委員会審議始まる!委員全員へ要請と傍聴

安保法制特別委員会審議始まる!委員全員へ要請と傍聴

戦争立法案・特別委員会での審議が5月27日から始まりました。当会は、特別委員会の委員45人全員を訪ね、声を届ける活動をスタートさせています(別項)

議員に直接声を届ける国会請願は、憲法で保障された主権者・国民の権利です。また国会議員は選挙で選ばれた代表ですので国民の声を聞く義務があります。 27日に7人、28日には9人の議員を訪ねました。要請を断られたのは緒方林太郎議員(民主)のみ。辻元清美議員室(民主)では、「民主党内の足並みは揃っていますか」と問うと、「足並みを揃えるためにいま一生懸命働きかけています」という回答でした。

 28日は、リアルな対話重視で「武力に頼らない国際貢献がある」、「海外からの留学生の思いを想像してほしい」、「2人の娘から日本が戦争する国にならないように願いを託され、岐阜から夜行バスで来た」など、それぞれの思いも伝えました。そして、過去の教会の悔い改めのこと、「殺してはならない」「剣を取るものは剣で滅びる」など.聖書の教えを語り、偽りなく「○○先生のために祈っています」と伝えました。多忙な秘書さんたちの顔もやわらかく変化するのを目の当たりにしました。
 手応えを感じたのは、廊下で5/14の要請の際に会った自民党議員の秘書とすれ違ったときのこと。先方から「牧師さんたち、また頑張っていますね!」と声をかけられました。要請行動の後は、特別委員会の傍聴も行い、リアルなやり取りと論戦を見守りました。
 議員要請は、実は誰でもできるアクションです。議員会館の訪問だけでなく、ファクスや手紙で直接私たちの声を届けることもひとつの選択です。祈りつつ神様の促しをお感じになった際は、牧師の会Webの特別委員の連絡先一覧をどうぞご活用下さい。

 「国会議員要請・委員会傍聴で感じた事」  参加者の感想 


●要請行動に参加し、大変教えられ、励まされました。議員の方々の部屋を訪ねて要請するという行動は、地 道でありますが、大変、牧師的なアプローチであることも改めて覚えました。経済の利害によるお願いでは なく、またデモとも異なり、国のあり方、公義、正義、平和など高次レベルの考えを、直接お伝えする、良 いアプローチだと思います。特別委員会傍聴の機会も与えられ本当に感謝でした。やはり生で見るのは違い ますね。首相や議員たちが、どのような姿勢で物事にあたっているのか伝わってきます。この2週間、多く の方々に傍聴を呼びかけるのも大切と思います。
(大瀧恵理也師・日本同盟基督教団麻布霞町教会牧師)

 ●議員や秘書と直接会い、顔を見て、キリスト者としての考えや思いを伝え、言 葉を交わす。また、そこで心を合わせ、主の御名によって共に祈る。これは牧師 の会として行うことのできるとても有効な働きだと感じました。議員会館で、顔 と顔を合わせての要請や、委員会審議の傍聴などを通して、国政がぐっと身近に 感じられました。「あの時代にあなたは何を思い、何をしていたのか」。そのよ うに後の世代の人にいつか問われた時に、そして主に問われた時に、小さな者の 小さな歩みであっても信仰の証しがそこにあればと願っています。
(山本陽一郎師・日本同盟基督教団多治見中央キリスト教会 主任牧師)