12月9日の当会主催緊急集会で講演するノンフィクション作家の田中伸尚さん(たなか・のぶまささん)をご紹介します。
田中さんは今年三冊の著作『抵抗のモダンガール作曲家・吉田隆子』『未完の戦時下抵抗』『行動する預言者
崔昌華
ある在日韓国人牧師の生涯』を立て続けに出版。
●レスポンスの山口陽一さんからのメッセージです・・・
「田中伸尚さんのお話をうかがうのは楽しみです。『日の丸・君が代の戦後史』『靖国の戦後史』『憲法九条の戦後史』など、大変有益な書物として、使わせていただいています。最近の『未完の戦時下抵抗』も必読でしょう。当日の講演に大いに期待します。また、キリスト者・牧師としてささやかな応答をさせていただきます。みなさん、是非、お集まりください。」
朝日新聞記者を経て独立。2002年、『憲法を獲得する人びと』(岩波書店)により第8回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞。2011年『大逆事件 死と生の群像』により日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
自衛官合祀拒否訴訟を闘った中谷康子さん、時代と国家に全身で抗い音楽に身を焦がすように生きた女性作曲家・吉田隆子さん、在日韓国人で人権活動家の崔昌華牧師など、戦中・戦後、国家や権力に抵抗し続けた人々の生き方を書きつづけている方です。
国家主義やレイシズムが蔓延するいまの日本で、彼らが何を主張し、どのように生きたのかをお話しいただき、私たちがこれからどのように生きるべきかについて示唆を与えてくれる講演会です。
田中さんの講演を受けて、山口陽一さん(東京基督教大学教授・当会よびかけ人)がレスポンスします。山口先生のメッセージを紹介します。