2015年6月9日火曜日

【Action】衆議院安保法制特別委員・45人全員に要請

 特定秘密保護法に反対する牧師の会は、6月8日までに、衆議院安保法制特別委員、45人全員の議員控室を訪問し、要請書を届けました。6日間の行動にのべ18人のメンバーが参加しました。
 9日朝には「6月中に衆議院通過断念」と報道されました。審議が与党の思い通りに進まない状況を世論が作り出しています。強行採決も、修正協議もできないような圧倒的な世論で国会を包みましょう。当会は引き続き国会質疑に注目し、アクションを起こしていくことにしています。


 6月8日は、5人が参加し、8人の委員を訪問しました。

 赤嶺政賢議員(共産党)本人と約20分懇談し、国会の中と外を結んで廃案をめざそうとエールを交換しました。
 冒頭、特別委員会を傍聴したメンバーが「質問に大臣が全く答えられなくなっているのに、夜のニュースではまったく報道されていないことに驚いた」などと感想を述べると赤嶺議員は、「マスコミの報道が正しくされない中ではあるが、正論を主張していけば、必ず論点は社会の中に流れていくと確信しています」と話しました。そして、「この間の論戦で、賛成の人であっても『今国会で急いで決めなくてよい』と考える人が増えてきたのはみなさんがた運動の成果です」と激励してくれました。
 特別委員会は、週3回開く方向の提案が与党からされましたが、これまでに4日間しか開いていません。そのため、会期中の衆議院追加は無理になっています(会期延長が狙われるでしょう)。
 赤嶺議員は、「もちろん野党が欠席しようと数の力で通すことはできなくはないが、それをやったらどんな大変なことになるのかは自民党もわかっている。ためらわせているのは世論の力です」とし、国会の力関係を考えると悲観論しかないが、現実はそうではないことを話してくれました。




400㌻にわたる法案の現物冊子を見せてくれました。





 平沢勝栄議員(自民)室では、秘書が応対。「預かって読みます」というのを制し、3項目を読み上げて要請書を渡しました。「しっかり伝えます」とのことです。
 緒方林太郎議員(民主)は4度目の訪問で、秘書と面談することができました。






志位和夫議員室では、会議室に通され、秘書と30分懇談しました。志位議員の調査力がすごい、という話題になりましたが、党の政策委員会のみなさんが資料を集め、それを参考に志位議員が自分で質問をまとめているそうです。この土日に自民党は全国で宣伝を行っていますが、「予定通りにすすまないことへの危機感の表れです。強行採決できない状況になりつつありますよ」と話していました。